Noppy

日本で一番悪い奴らのNoppyのレビュー・感想・評価

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)
3.8
「ひとよ」の白石監督作品、2本目鑑賞。
初級編のこの作品から。
これで初級⁈😳結構、色んな描写がきつかったです。Noppyには刺激がキツ過ぎました💦(特に性描写とか)
なるほど、こういう感じね。白石監督とは人間の弱い部分や闇深さをあぶり出すのがとても上手いですね。
そしてこの話が実話というのも驚きです‼️

綾野剛演ずる諸星刑事、最初は純粋な警察官だったのですが、だんだんと道を踏み外していきます。その逸れ方が半端なくヤバイ!!
やってる事は最悪ですが、彼には彼なりの正義みたいなものがあったのかな?とも思います。
銃器対策課になってからは、チャカさえあれば!と手段も何もお構いなし。本末転倒もいいところ。でも本人は本気でチャカを集めれば犯罪も減るなんて思ってたのかも。
逆に正義感が強いからこそ、ここまで極端な行動が起こせたのかもしれません。
最後は落ちるところまで落ちてしまいます。
なぜ、人は自分を最強と勘違いしたり、持ち上げられると調子に乗ったりするのでしょう?スターの座にいるうちは気持ちいいでしょうが、そこから転落した時の惨めさよ。

それにしても、日本の国家権力のひどい事。胸が悪くなりました。

私は「踊る大捜査線」シリーズが大好きで、織田裕二演ずる青島刑事が大好きです。
「踊る..」のファイナルでも、腐り切った警察内部を小栗旬演ずる鳥飼警視が告発するという内容でしたが...
それでも青島君は最後まで、市民に寄り添った警察官でした👮‍♀️
ラストシーン、青島君が表彰式でスピーチしたのですが、「警察官は誰でも警察官になったその日に思ったはず。人の為に、市民を守れる警察官になりたいって。
そうだ!こんな事してる場合じゃない!現場行かなきゃ!」
と言って、表彰式をほっぽって現場に走って行く...
こんな青島君みたいな警察官もきっと沢山居るはずです!!
そう思いたいです!!!
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