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ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫るのMovieBugのレビュー・感想・評価

3.4
色々コメントを読んで、ネガティヴコメントを綴る人たちは、(あえて?)間違った記載をし、映画の評価を下げる目的を持っているように感じる。

映画そのものは、撮影や編集に監督が初めてカメラをまわしたことがわかる素人っぽさはある。しかし、ドキュメンタリーとは、ドラマ仕立てで役者が演じるものだろうか? この映画がつまらないと言う人は、そもそもドキュメンタリーをファンタジー映画と勘違いしているか、映画を観ないように工作しているようにさえ感じる。
監督が突撃インタビューした内容では、反捕鯨の集団がどのような思考で活動しているか、またその実態はどうなっているかを活動家だけでなく、反捕鯨プロパガンダ映画『ザ・コーヴ』監督や主演者からも率直な意見を引き出し、日本側からは政府関係者が本音をぶちまける。舞台である和歌山県太地町の人たちからも様々な意見を「滑舌が悪い」と批判するコメントもあるが、それが、ありのままのドキュメント味な訳だ。
例えば、水銀については昔からの反捕鯨の捏造主張であり、実際はーどのような状態かもインタビューで晒されている。
また、関係者では常識らしいが、意外と一般的に知られていない史実も所々に語られ、それだけでも観る価値がある。

根本的な反捕鯨活動家の考えが、日本の歴史と文化を蔑ろにする押し付けや様々な要因にて亡き者にしようとする事を、『食べて良い生き物を決めるのは誰?』という観点から追求し、最後には日本人ではない人たちのインタビューで示す、構成は見事なドキュメンタリー映画と言える。
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