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世界の涯ての鼓動のかずシネマのレビュー・感想・評価

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)
2.9
ウイスキーは日本のものがオススメらしいよ。

監督は、関係無さそうなアレとコレがどうやったら1つに繋がって行くんだ?という話を撮るのが上手いよね。…上手いってか好きなのかな。
あとやはり画の綺麗さが流石。当たり前に構図も良い。
ロケ地の綺麗な事よ。。
暗いから明るい場所が目立つ。
いつもの事だが青みがかった画が特に好き。

ただなぁ…なんかテンポがいまいちなのか、キレがいまいちなのか、少し退屈する。
特に彼女サイドの描写になかなか動きが出なかったのがその原因の1つだと思う。
作品が言わんとするテーマは良かったけれど。
自分と敵対する相手=悪というステレオタイプで描かず、人の心がある描写をちゃんと挟む辺りが良かったな。

途中、マカヴォイがそんなシーンではない所でとても悪い顔をしていて吹いてしまった…。

原題は「潜水」
職種は違っても、暗く、孤独や死の恐怖を意識せざるを得ない、それらと隣り合わせの仕事の2人。
意識していないだけで、自分達だって本来は同じはず。
ラストシーンがとても綺麗だった。
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