パラパラという日本独自の祝祭カルチャー。
ちゃんと考察した事も論評を読んだ事も無いけど、興味無いでは済まされない様式美とクールさ。
確かにライオットと言えるだけのムーブメントだ。
パラパラとはなんぞや?
青春の思い出や小道具としてだけでない考証があれば、もっと良かった。
ジョーストラマーの言葉や主人公が夢中なロンドン香林坊とか言うパンクバンド。
ロックンロールやパンクには夢中になれる主人公が、ガングロのパイセンの
”外野なんて空気やし‼︎”
と教室の窓からダイブする姿に稲妻が走り、ギターを叩きつけ、煌めく粒子を逃すまいと学校を飛び出す。
行き着いた先は酪農小屋。
そこて働くガングロギャル。
やがて始まるパラパラの猛練。
ギャルへの転向を果たす三人組!
序盤のストップモーション風の手作り演出や”青い春”かというような疾走感は最高。
14年後の美白信仰の世の中で生きにくそうな彼女たち。
ミュウミュウがキャプテンを務めるお披露目の場。
青春と青春の蹉跌。
ベーシックな味付けが物足りなくもあり、カメラ目線にドキュンと撃たれた気もする。