PANDADA

真田十勇士のPANDADAのレビュー・感想・評価

真田十勇士(2016年製作の映画)
2.0
穴山小助はどこ行ったー!?

真田幸村の家臣団、真田十勇士の大坂の陣での奮戦を描いた作品。

まずは、十勇士の中でもなぜか穴山小助が出て来ない事に憤慨。

幸村の影武者として壮絶な戦死を遂げた彼を出さないなんて。。。
穴山小助ファンが観たら、「タイトル詐欺だ、金返せ!」モノだと思います。
絶対数は少ないと思いますが。。。

基本は猿飛佐助と霧隠才蔵をメインにコミカルに描いています。
十勇士自体は架空の人物群なので、それに合わせて、あえて「幸村」としている事も悪くないと思います。

十勇士モノであって史実じゃないので、時代劇臭くない造りもアリだと思います。
賛否あるだろうエンドロールも含めて。

だからこそ、穴山小助を出さないのは許せませんね。

キャストは良いですね。
中村勘九郎演じるコミカルな佐助や、
松坂桃李演じるシリアスな才蔵はもちろん、加藤雅也演じる頼りない幸村も良いですよね。

そして、松平健と大竹しのぶはやはり往年の名優ですね。
特に大竹しのぶはさすが。

戦闘シーンもかなりのど迫力で観応え十分です。スローモーションがやたらと多用されているのは好みではないですが。

冒頭のアニメ部分や、タイトルロールなどは好みが別れるかな。

まあそれよりも、なぜ穴山小助を出さない!という事に尽きますね、やっぱ。

歴史架空モノとしては十分に面白いんですけどね。
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