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アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲のNerimarksのレビュー・感想・評価

4.6
ジャンルは「愛すべきバカ映画」でOK。
初代の『アイアン・スカイ』を観ておいたほうがよいか、ということについては、”一応”観ておくと、特定の人物の正体や繋がりが今作でわかる。
「あ、そーだったの」ぐらいなので、別にアレだが←

繋がりを知ることよりも、ぶっとんだ内容ではあるので話のタネに観ておくといい。特に、ニコ動あたりの”総統閣下シリーズ”が好きな人とか、ハイヒールで踏まれたい人とかは。
※『ヒトラー最期の12日間』が元ネタではある

で、その続編(?)の本作。予告編が既にぶっ飛んでいて、ジョブズやらサッチャーやらローマ法王やらも登場して、ヒトラーがついにヨッシーに乗ってる。おそらく大概の人はこの予告を友人にシェアするとき、「これやべぇww」的な火の玉ストレートなコメントとともに見せるだろうが、その後に続きそうなやりとりに含まれる不穏なifが大体そのまま含まれているから、安心して観るといい←

ナチスのボロい宇宙船は、ヒンデンブルグ号っぽいなーと思っていたら、2012年に『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』っていう映画があったな。本作の原題は『Iron Sky: The Coming Race』、邦題『アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲』、故意の何かを感じる(笑)

このジャンルにかける熱量とか、嫌いではない。
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