manami

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのmanamiのレビュー・感想・評価

-
なんてなんてなんて可愛らしい!子どもの頃に出会ってたら、絶対にお気に入りになって、何度も見ただろうなぁ。BFGなんていうDAI語みたいなタイトルだし、もっとお手軽なお話かと思って見始めたら、冒頭の「大きすぎて気付かれない」って描写から引き込まれた〜。
弁のたつソフィーと、「言いまつがい」ばかりの巨人、優しさあふれるほっこりバディ。巨人と言っても、他の巨人と比べて一回りも二回りも小柄。比喩表現でない、本物の「小さな巨人」だね。
夢の国、夢の生まれる場所。すごくファンタジックな世界観で進んでいたのに、「女王陛下にお願いしよう」と唐突に現実的になってビックリ。でも女王陛下や宮殿の人々がとてつもなく親切で、これまたほっこり。
解決方法も、「軍隊まで出てきちゃってどうなるのか?もしやラストはほっこりじゃなくなっちゃうのか?」とソワソワしてたら、ちゃんと優しいお仕置きで、最後まで安心できる。
優しい人たちによる可愛らしいストーリーの中で唯一、大きな巨人たちがすごく粗暴なのが辛いなぁと思ってたんだけど、それがあるから退治するに値する存在になるわけで、致し方ない描写なのかな。
『E.T.』の監督×脚本コンビ、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者。さすがです。

18
manami

manami