まー

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのまーのレビュー・感想・評価

3.6
少女の夢の中を覗き込んだような
とてもファンタジー色が強く不思議な作品

半年ほど前に一度鑑賞済みの作品だったのでレビューをあげようと思ったら全く残っておらず再鑑賞して見た

そして自分なりの解釈だけど
改めて納得したのが
これは夢の中を映像化した作品だという事

夢だけに暫くしたら忘れちゃうんだ!(笑)



とにかく全編にわたり幻想的
そしてスピルバーグ大先生らしく事件は夜起こる

午前3時過ぎには何かが起こる
ソフィーの住んでる養護施設の大部屋から
ふと街角を覗き込んだら巨人が現れた。

ここからもう少女の夢にも似た願望が現れてる

どういうわけで養護施設に入ってるのかは明らかにされてないけど、誰かに拐われてこの世界から解放してほしいという思いが具現化されたようで、その後のBFGとのやりとりやラストのシークエンスでさえ全て「こんな事があったら素敵だな」というようなソフィーの強い願望のように思えた。

原作の有る作品というのは後に聞いた話しで
作者の想いはどこに有るかはわからないけど
ボクにはそんな作品に映った。

世評は余りよろしくなく、興行的にもスピルバーグ作品の中でも最も低い部類になったらしいけど、ボクはそこまで悪い作品ではないと思う。

そしてこの作品を最後のこの世を去った
メリッサ・マシスンに哀悼の意を捧げます。
まー

まー