AtoZ

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのAtoZのレビュー・感想・評価

3.6
めっちゃE.T.。
少年×宇宙人

少女×巨人
になった感じ。

個人的に映像の撮り方とか、話の進み方とか、
あのころのスピルバーグ作品を感じて結構好きだったんだけど
なんだか評価が低いですね。

映画好きの人はスピルバーグ好きだと思ってたのに
違ったのかい?

映像が綺麗。
映像美はまぁ技術が進歩してるんだから当然っちゃ当然なんだけど、
やっぱり画の切り取り方とか
センスが光るよね・・・

瓶の中でいろんな光が動いてるのとか、めっちゃ綺麗でワクワクしたんだけどなー。
あと夜の街並みも綺麗よね。
歪んだ古いガラスを透過した光がすごく好き。

あとスピルバーグさんの大好きな、
やたら登場人物をネバネバの液体塗れにしたいやつ、恒例ですね。笑

ストーリーはたしかに死ぬほどご都合主義で、
心が汚れてしまった大人としては「そんな都合よくいかんやろ」みたいな部分が多々あるんだけど
そんなこと言ったらファンタジー作れなくなっちゃうからね!!?
みんな大好きE.T.だってご都合主義じゃん!

最後の悪役の処遇については、
うんまぁ、あれはあれで・・・いいのか?

めっちゃ後悔してんのにあんなことするのは少し可哀想だし、
逆に全く反省してないやつにはアレではぬるい気がする。
そもそも巨人さんが人を食うのは
我々が牛さんを食うのと同じなのだろうから、
そんなことしてやらんでもええやろ、とは思う。

人間もいつの日か牛さんにあーやって懲らしめられる日が来るかもね!
文句言えないよ!

なんせ少し孤独な(変わり者の)少年少女が、普通ではありえない特別な体験をしたひとときの冒険、みたいな話は大好物なので
個人的にはよかった。

ディズニー×スピルバーグっていう作品なの分かってて、そんなに話に深みみたいなのを求めるのも違う気がするし。

純粋な子供の心で見るのがおすすめ。
おとぎ話的なやさしいファンタジー。
巨人のおっさんの笑顔にほっこりする。
AtoZ

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