戦争と言う題材を扱うのに適切な重厚さを持った素晴らしい映画でした。
無人爆撃機、ドローンを用いることで
銃剣を持って走り回る戦争から
紅茶とビスケットを横に画面を越しに行う戦争になったこの時代。
ある種、お手軽になってしまった故に、
人の命も軽いものになってしまっているのではないかと感じていたが、
決してそんなことはなく、
苦しくて重い決断を迫られる軍人、兵士達。
そしてその重い責任を背負う覚悟がなく、他の人に委ねようとする役人達。
そしてラストの
動く方の人形
の件で
身近に手軽になってしまったことにより、
日常と非日常の境界が曖昧になっていく。。。
戦争の狂気が増している気がしました。
やっぱり正しい戦争なんてないと痛感。
あの兵士も慣れれば
ゲーム感覚で
目標を爆撃する日が来るかもしれないと思うと辛くて辛くて。。
色々考えさせられる素晴らしい映画でした。