ほとんどの登場人物が本音と建前それぞれにホントの善と偽善を抱えているように見えた
作戦を成功させたいのも本音だし、少女を救いたいのも本音
作戦を成功させたいのも建前だし、少女を救いたいのも建前
責任の押し付け合いもせざるを得ないし、でも誰かは必ず判断しなければならない
作戦が成功した(と思っている)あとでも、作戦が成功した嬉しさもホントだし、人が死んでいるのを悲しんでいるのもホントだし、少女がどうなったかを知るものなどいない
だから作戦後もどっちとも言えない困惑した表情をするしかない
あの二人は次の作戦に移ることができるのだろうか
どちらにせよそこでも個人個人の判断がありどれも正解不正解などない
その余韻の残るシーンで聞こえてきた飛行機の音の怖さが段違いだった
傑作だと思います