はらぼー

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場のはらぼーのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

オバマ時代、タリバンが逃げ込んでるパキスタンなどで、テロリストに対してドローンで爆撃をしていた。
昔みたいな軍隊同士が前線でぶつかり合う戦争から、今は新しい形の戦争(情報戦&ピンポイント爆撃)になっていることが超リアルにわかる。(しかも2hの映画で2hの描写なのでリアルタイムもの。臨場感がある。)

ちょっと前にはやったハーバードのサンデル教授が言う「トロッコ問題」(積極的に少数殺して多数を救うか、何もせずに多数を見殺しにするか)がそのまま出てくるが、意思決定の様子がシンゴジラの日本官僚とダブって見えた。

日本も軍人は最高意思決定をできないが、そうあるべきだと再認識させられる一方で、「良い子」(=犠牲を払う意思決定ができない)では何もできないほどに複雑な社会になっているものだというジレンマを感じる。