『ドローンオブウォー』という映画を思い出しました。
お国の違いとか上層部の考え方の違いとかはあるけど、内容的には非常に似通っております。
ただ今作は「たった一発の攻撃」にかける100分間。
撃つのか、撃たないのか、撃ったところで周囲への被害はどうなるのか、政治的責任はどこへ、などなど……
悪いように言えば「ウダウダ決めかねるお役所仕事」。
…人命どころか第三次世界大戦なんかも掛かってるからそりゃこうなるだろうけど。
「今こいつを殺さないと、未来にはもっと多くの被害が出る!」…ごもっとも。
「来るかどうか分からない未来のために今被害を出すのか!」…これもごもっとも。
これを観て一番怖いと思ったのは、こうして生きている今まさに世界のどこかでこんなことが行われているのかもしれないという事実。
(どこまで事実に沿っているかは分からないけど)
W座からの招待状のトークパートで「僕なら撃つ撃たないじゃなくてそもそも監視しちゃいけないと思うんですよね。人間は神じゃないんだから。」って言ってたのが印象的でした。
確かに監視することで未来の被害は防げるかもしれないけど、今何かアクションを起こすことでまた更なる火種を生む結果になるかもしれない。
人間は未来を操れる訳じゃないから…そもそも…… という、何とも考えさせられるお話。
このコーナー、大概ムダ話ばっかしてるのに時々良いこと言うんだよなぁ(失礼)