悟れアナンダ

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場の悟れアナンダのレビュー・感想・評価

3.8
昨今、イスラム過激派へのアメリカやイギリスの空爆で一般市民が巻き添えをくらってるというニュースを聞きますが、この作品はそういった出来事へのアメリカイギリスからの言い訳映画では?と受け取ってしまいました。
明日起こるかもしれなき大規模自爆テロを未然に防ぐには、どうしても防ぎきれない犠牲がある。
何もホイホイ空爆してるわけじゃなくて、そのひとつのミサイルを発射するために、たくさんに人達の感情が揺さぶられ、何度も何度も足踏み状態のように感じられる程の議論が行われた末の空爆である、という言い訳なのではないだろうか。
上の人間はいいよね、自分の進退だけ考えて責任擦り付けあってればいいんだし。安全な場所から攻撃命令出すだけでいいのだから。
そんな感じもしますが、じゃあ我々は?空爆で一般市民が犠牲になったと言われれば批判をして、テロが起これば恐怖に怯え不満を募らせ。蚊帳の外だからこそ言いたい放題。我々は一体何を思えばいいのか?考えさせられる作品だった。