鍋レモン

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場の鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.3
⚪概要とあらすじ
ドローンを使い、戦場から遠く離れた場所で進められる現代の戦争の闇を描く軍事サスペンス。

イギリス軍諜報機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に、戦地からほど遠いロンドンでアメリカとの合同軍事作戦を指揮している。大規模な自爆テロ計画の情報をキャッチした彼女は、アメリカの軍事基地にいるドローンパイロットのスティーブ(アーロン・ポール)に攻撃を命じるも、殺傷圏内に少女がいることが判明し...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“現代の戦争 衝撃の実態”

「80人を危険にさらしその子を救うのか?」

⚪感想
ずっと気になっていた映画。

罪なき少女を犠牲にするか、今後のテロを未然に防ぐためにテロリストたちを殺害すべきか。究極の決断。
緊迫感が凄い。

初めのうちはテロリストの中にアメリカ人がいることで迷っていたけど途中からパンを売る少女が巻き込まれてしまうことで躊躇う。

何が真の正義なのか分からなくなるし、真っ当な理由が欲しいけど難しい。

どちらの判断にせよ周りは多少の責任が伴うけどボタンを押した人はかなり辛いだろうなと。
もちろん1番は少女の家族だけれど。

この映画のテーマはそういった攻撃やテロ、そういった組織が一般住民が暮らしている場所の近くにいることだと思ったけど、個人的に響いたのは幼い子供たちが十分な遊びや学びを受けられず労働をしている状況。

安全な場所いる人たちが一人の少女の命を軽んじていたり、好き勝手に攻撃しろだのしてはいけないだの言ってるのを観ると、しょうがないけど嫌な気分になる。

撮影のできる鳥型や虫型のドローン的なものが凄かった。本当にあったり?

上手く作られていたけどちょっとくどくくて、面白いと感じる作品ではなかった。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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