KH

貞子vs伽椰子のKHのネタバレレビュー・内容・結末

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

「化け物には化け物をぶつけんだよ」
白石監督好きなら聞いたことのあるセリフ、そう工藤Dの名言、それを安藤政信の口から聞けただけでこの映画を見た甲斐はありました。

決して出会ってはいけない2つの「呪い」が絡まる時、世紀の最恐対決がはじまる!ってあらすじには書かれてますけど出会うまでが長いけれどその対決に至るまでの過程に白石監督らしさが溢れていてコワすぎ!シリーズ好きならニヤッとするシーンがたびたび登場し飽きることはありませんでした。リングシリーズに敬意を表してかは知りませんが佐津川さんのラストの死に顔は初代リングの最初に死ぬ人の死に顔を彷彿とさせるような見事な苦しみの果てのような顔でした。

なので白石監督ファン以外というかコワすぎ!シリーズを好きでない方からしたらなんだこれ?って印象になるかもしれません。

あとJホラーよろしくツッコミどころは満載で古き良きJホラーを踏襲していてよかったと思います。最初に、ん?これはと思ったのは呪いのビデオショップの夫婦が他人にべらべらプライベートなこと喋るシーンでこいつらの人間性のがよっぽどホラーだわと、

ラストは賛否両論ありそうですが、個人的にはとても好きな終わり方でしたよ。まぁどっちが勝ったかはぜひ見て確認してほしいところですね。

ただ一つ不満点として挙げるとすれば音量の設定がちょっとガバガバなような。今作は古き良きJホラーに則り普通の映画より気持ち音量小さめなので音量を大きくしてみるとホラーシーンでデカい音が鳴ってビビる現象が起こるのですがそれはJホラーの醍醐味なのでいいと思うんです。それよりなにより伽椰子の声の主張が激しすぎて

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
PA仕事してよ
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