映像で魅せる力、
音楽で魅せる力、
それが新海誠作品。
2016年に日本中を熱狂に包んだ本作。当時の自分は中学2年で『エイリアン』や『プレデター』などのグログロ映画にどハマりしていた時期。本作には一切の興味を持っていなかったのを今でも覚えています。それが実際に鑑賞してみると
「あの時、映画館で観ておけばよかった…」と死ぬほど後悔しております。
『天気の子』はしっかりと劇場で観たんですけどね、 、
前置きはさておき、本作の特徴といえばやはり映像美。アニメの域を超えて二次元が三次元になった瞬間。これは次作『天気の子』で更なる進化を遂げています。物語は「現実」感が強くて非常に感情移入しやすかったのですが後半になると「虚構」感が強くなり「映画」として「映像作品」として確立していきますが、それなりに不満な部分が生じてしまいました。そこを圧巻の映像美でほどよくカバーし上手く調和されてたので酷評はしませんが…
そしてもう一つの特徴。それは音楽。やはり音楽というものは聴く者の心を動かす力を持つ最強の材料です。RADWIMPSが奏でる曲は彗星のごとく美しいものです。
賛否がよく分かれる新海誠作品。今後どこまで進化していくのかに期待です。
