りょーた

君の名は。のりょーたのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
5.0
この作品に映すのは「美しくもがく姿」だと、新海誠監督がインタビューで語っていた。大切な人や場所を失い、寂しさしか残らなかったとしても、美しくもがく。未だ出逢えぬなにかに、いつか絶対出逢うはずだと信じて手を伸ばし続ける

たしかにそうも描かれていたけど、この映画を観て、痛烈に僕の目に映ったテーマは、「忘れることの切なさや寂しさ、あるいは残酷さ」です。「記憶の大切さ」みたいなものを、強く訴えられたように感じた

「大切ななにかを忘れてしまっているような感覚が、常に僕を付きまとっている。」その感覚がよくわかる

ある日、ある時の感動を、どうしても忘れたくないと思う。それなのに、やはり次の日の朝には感動は薄れていて、何だかもったいない。切なくて、寂しくて、どうしようもない。そんな感覚。それをくり返す毎日

この映画は、瀧と三葉の「運命の出会い」を巡る物語。忘れられて、忘れたくなくて、寂しくても、必死にもがき生き続けるふたりの姿に感動した

高校のときの友だちと久しぶりに集まって、映画を観た。みんな相変わらずだった。安心した。この感動を、忘たくないや。忘れたくないから、ぼくはこうやってレビューを書こう