巻き込まれ系アクションにして、『バトルランナー』とか『アドレナリン』とか、その辺の要素がガチャガチャ混ざった楽しそうな外殻なんですが、劇中のセリフを借りるなら、“シナリオが悪い”。
設定が立て込んでる割に、時間や場所の制約がラフ過ぎてあまり機能を果たしていないし、各キャラクターの目的や、キャラ同士の対立構造の置き方もとっ散らかっていて、最初から最後まで各々が好き勝手やってた印象。
敵ボス(シン・ハギュン)の高笑い&ハイテンション演技や、天才ハッカー(笑)の描き方もそうですが、失敗の仕方がいちいちダメな邦画みたいでダサいっすね。
サッカースタジアムでのとあるアクションが、劇場版の名探偵コナンばりにムチャしていて、そこだけは必見。