<概要>
SNSを中心に描く群像劇。
共感の嵐。ゆえの共感性羞恥。
演劇、映画、就活、現実世界の入れ子構造。
<感想>
多数派の人間は「多数派にいる安心感」から攻撃的になるし、少数派の人間は「少数派にいる優越感」から人を見下す。
ずっとポジショントーク。
まじで人間って醜いな。
そういった人間の醜悪はなかなか表に出ることはないけれど、それが浮き彫りになるのがSNS。もうなんかイタすぎて見てられない。
SNSが普遍なものになったことで持たざるをえなくなった俯瞰視点。
いちいち今の自分が世間からどう見られるのかを気にしないと生きていけない世知辛さ。
結局。
多数派の中で「少数派への憧れと劣等感」に苛まれながらも、真っ当に、踏ん張って、少しづつでも前に勧める奴。と、少数派でも「多数派からの妬み嫉みや孤独感」を抱えながらも夢に向き合える奴。
どの場合も、こいつらでありたい。
memo
「頭にあるうちは傑作」
「10点でも20点でもいい」
「そもそもやらなきゃ点数すら付けられない」