ユタ

ユタの感想・レビュー

何者(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます。

フィルマークスのスコアが少し低いので応援の意味も込めて4点にしました。



”◯◯系”のように他人をカテゴライズしたり、互いにバカにしたり見下したりし合ってる今時の?若者たちの就活物語。



(うざい自分語りが入るのでご注意ください笑…)

自分も大学時代バンドしてたことがあって、しかも今回の菅田将暉のようなモテる感じのでなく、
マイナーなものだった。
もちろん褒めていただいて嬉しいこともあったけど、ネガティヴな事も色々あった。
「バンド?すごいですね(笑)」
みたいな、あ、完全に馬鹿にされてるな〜、ってこともよくあった。

佐藤健がバイト先で馬鹿にされるあのシーンのような感じも経験あるから、個人的にあれは胸が痛かった笑


この「何者」の良いところは、
”オモテでは皆仲良くしてるけど、みんな見下しあってる”
っていう結論で終わってなくて、

”一枚剥がせばドロドロだけど、じゃあそれがあなたの本当の姿なの?
演劇に情熱を傾けてきた、ひらがなの「たくと」は?”
というところまでストレートに突きつけてくれるところだ。

自分も大学くらいの時、
人を馬鹿にしたり(おそらく自分がされていたり)していたけど、
もうこんな事から降りたい、馬鹿にされようが見下されようが自分の愛するものや情熱を傾けるべきもの、信念のために生きたい、そう思うようになった。
守るべきものは”自分”じゃないという事に気づいた。

そんな自分の経験と重ねて、終盤の拓人の行動には胸を熱くさせられてしまった。

「何者」は就活モノというか、就活を舞台にした真っ直ぐな青春モノだと思った。



追記…この映画を見て何となく、以前一緒に音楽をやってて、ケンカ別れした劇団員の同級生のことを検索してみた。
彼は大きな劇団を辞め、自分で小さな劇団を旗揚げして、今も頑張っている様だった。
なんか皮肉でなく、がんばれ、と思った。