茄子

何者の茄子のレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.3
就活中に観たのでタイミング的にガツンとダメージを受けて良かったと思ったし同時に後悔した。

就活もテーマだがSNSに重きを置いている感じ。

徐々に込み上げて来る焦りと嫉妬の描写や会話間の気まずさにリアリティがあるが、登場人物が全員「王道的な大学生」として描かれる大学生で(サークル、バンド、シェアハウス、恋愛)ここまで個々のキャラクターが立っていないと逆に創作感が強く残念。

上記の通り最初からキャラクターが似たり寄ったりなので就活でアイデンティティを見失う描写が薄く感じられて、勿体無く感じた。最初から「何者」にしなくても良かったのでは。

就活=没個性と考えたり、集団に属せばアイデンティティが生まれると思っているのは日本人特有だろうな。
日本人以外の感想が聞きたい。
菅田将暉、歳とキャラクターのせいか王道的な大学生役がハマるなあ。
茄子

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