[人として誰が1番価値があるか]
予告のこのワードに何か引っかかりなんとなく観るのを避けていたのですが観終わってからなるほど、となりました。
就活のためひとつの部屋に集まった5人。
共に笑ったり泣いたりして前に進んでいく、、、なんて綺麗なものではなくて内定の決まった者への祝福と嫉妬、焦りや劣等感にプライド、人間の心の奥をひとつのショーとして見事にさらけ出されてしまったような映画でした。
理解できないわけじゃないからこそ直視したくない気持ちになります。
twitterという現代ならではのSNS文化をフルに活用した本作は近い存在だからこそ共感できる部分がたくさんあります。
本音を言うことって賭けみたいな時があって、それがうまく転ぶのかはその時にしかわからないけど、綺麗事を言ってしまえば私は隣にいる人の本音を知りたいと思ってしまいます。
それが今はネットの中に存在してるのかもしれません。
誰がみているかわからないからこそ言える本音は誰にだってきっとあります。
でも、文面のソレはとても冷たくて、感情が伝わりにくい分、誤解が生じてしまう時もあって、SNSに残ってしまったマイナスな言葉は自分のちっぽけさを他人へ届けてしまう。
人のプライドを壊してしまったとき、壊されてしまった時、立ち直る勇気ってめちゃくちゃ大切だけどめちゃくちゃ難しいと思う。
原作でのみ知る登場人物の感情が多そうだったので読んでみたいと思います。