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何者のtetsuのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
4.0
もう少しで上京してしまう兄と、
今のうちに観ておきたい映画として鑑賞!

就活に挑む大学生の男女。
彼らは、一人の家を"就活対策本部"
と銘打ち、定期的に集まることに...。
それぞれが抱える不安や悩み、
お互いの複雑な関係性の中、
果たして彼らは自分が"何者"なのか答えを出すことができるのか?

兄はすでに就活が終わっているので、
共感する点があるのでは?と思い、
今回チョイス!!
兄が言うには、
朝井リョウが描く若者たちは、
プライドが高かったり、冷めている人物が多く、見ていて疲れるため、
あえてスルーしていたらしいのですが、
最後のある仕掛けや、
そんな彼らが成長していく姿には、
見終わった後は満足していました!

なんとなく就活を終え、将来が見えなくなる者。
就活を経て、自分に向き合い、前に進む者。
この作品には、
これら2つの人間が登場するのですが、
これは就活に限らず、受験など色んな場面でも通ずるものだと思います。

就活も受験も、
ただのものさしであって、
本当に個人の個性や人柄を判断するのには、間違いなく不十分なもの...。

とはいえ、
僕自身、予備校時代、
自分が何をしたいのか?
何者になりたいのか?
思い悩んだ時期があり、
余計に共感するものがありましたし、
人生のターニングポイントで、
しっかり自分と向き合うことが出来れば、おのずと前に進むことができるかもしれない。
そんなことを再確認させてくれる作品でした。

ここから、余談。笑

私事ではありますが、
本作を観たことで、
将来の自分の方向性を考え直すことになり、大学で所属していたアカペラサークルの活動を休止し、
部活動や課外活動など含め、
"映画"一本で頑張ることにしました。
そういう意味では、
僕の大学生活の転機となった作品かもしれません。

正直、この決断が正しいのか、
間違っているのか。
今でも、よく分からないですが、
迷いながらも本作の登場人物のように、前に進んでみたいと思いました!


2019.5.3 追記
#映画の中のSNS というタグを追加しました。