ザワ

何者のザワのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.0
自分用メモ。


音楽、中田ヤスタカ。
あまり自分の知ってる中田ヤスタカらしさを感じなかった。

面接
採用する側
うまい人間ではなく、売れる人間がほしい
だから個性、独特さ、唯一無二、使い所のイメージし易さ、
姿勢良くハキハキという誠実さ。安心感。アナウンサーのような。

「面接はトランプのダウトみたいなもん
強いカード持ってなくとも、自分の持ってるカードワン強くみせることはできる
どんなカードでも裏返しに差し出せば
つまりいくらでも嘘はつける
もちろん嘘ってバレたらおしまいだけど
そういう戦い方もある。」

バンドを眺める有村架純の目に青とピンクの照明が反射してすごい綺麗な絵なだけに、佐藤健的にはそんなウットリよそを見られててショックだろうなー。

やりたいことがない、なにかの情熱がない有村架純。

好きな子が親友を好きって嫌だなあ!

お芝居
山田孝之も、佐藤健も、自分を活かしてる。
日常の自分をちゃんと使ってる。

観察者ぶって達観したって何にもならない
それをみんなわかってるから
痛くもカッコ悪い自分を理想に近づけようと頑張る
それができないで気取ってるのが一番ダサい


SNSで自分の努力を実況中継してないと立ってられない
気持ちはわかるようなわからないような。
自分も何者かにならねばと焦って、立つのに精一杯

タカヨシでさえ、気取るのをやめてタクトに素直に教えてもらうよう、

ずっと周りに一目置かれつつ、自分は何者にもなれず周りはどんどん上がっていく。

冷めた目で、周りを見下して
自分と周りは違う、
自分はお前らとは格が違う
そういう風に周りを見下して自分を保ってた。
人はそういうのをなんとなく察知するし、そういう人間は魅力的ではない。
コータローはそういう打算とかがないから、そういう思考があること自体知らないしタクトがなぜ内定もらえないかわからなかった。
そしてそんなコータローはすんなり内定をもらう。

心がすっとした作品、
ザワ

ザワ