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座頭市地獄旅のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

座頭市地獄旅(1965年製作の映画)
3.0
江の島まで船旅をする市(勝新太郎)は好きな賭博を船内でも興じた。
まんまと大儲けした市は負けたヤクザ者に命を狙われるが返り討ちに。
無類の将棋好きな浪人・十文字糺(成田三樹夫)と知り合い、船内で将棋に興じる市だった。
江の島到着後、賭博で負けたヤクザ者の親分に呼び出された市だがそこでも返り討ちに。
しかしその騒動の際に小さな娘を怪我させてしまい、さらに破傷風になってしまった・・・。

勝新太郎劇場版シリーズ12作目。
初期作のように最初仲が良かった相手が最後に敵になるパターン。
成田三樹夫演じる十文字糺との斬り合いがクライマックスになる。
この成田三樹夫の殺気がかっこいい!
将棋の勝ち負けで人を殺してしまったという理由はひっくり返りそうですが、この殺気漂うキャラならやりかねないとミョーに納得してしまう(笑)

市が破傷風にさせてしまった娘の為に必死になる姿も感傷的にさせられます。