シズヲ

座頭市地獄旅のシズヲのネタバレレビュー・内容・結末

座頭市地獄旅(1965年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

シリーズで度々登場する「座頭市と相対する浪人」の役割を担う十文字が役者の存在感も相俟って良いキャラをしている。将棋好きの飄々とした浪人である彼の正体が少しずつ明らかになって、そして終盤の対局から一瞬の決闘に移行する流れが渋い。座頭市が自分のせいで怪我をしてしまった子供のために奔走するのも人情に満ちてて好き。第一作目~三作目に登場した「おたねさん」を引き合いに出して、自分の業の深さを端的に語る座頭市の姿も実に哀愁あって良い。
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