当時は気になるものの結局見ず、先日映画天国でまさかの放映だったので録画して鑑賞。
スーパーファミコンのゲーム「プリンスオブペルシャ」のようなモーションや、洋アニメらしいデザインで見せる、無人島漂流のセリフ無し映画。
ストーリーともども、その素朴なれど不思議な世界観に、どこか夢を見ているような感覚を覚え、やはり一度は劇場で見ておけばよかったなーと今更後悔するくらいには、浸りたくなるアニメーションだったし、
各国共同作品で、ここまで綺麗にまとめあげてる作品は中々ない気がするという意味でも、
まさに、世界中の万人が一定以上は見やすいと思える好印象作だった。
本編後、番組撮りおろし(?)の鈴木敏夫Pのジブリトークで、
一緒に作るきっかけにもなった監督の短編「Father and Daughter」が見たくなりました。
これが最後のジブリ作品が納得いかぬと火が付いた駿監督には申し訳ないが、
個人的(かなり少数派だと思うけど)には、これが最後でも面白かったのではと思えるくらいには、一見地味なようで、中々味わい深いと思える一作でした。