きりん

パラドクスのきりんのレビュー・感想・評価

パラドクス(2014年製作の映画)
3.7
非常階段と田舎の一本道の2つの場所を舞台にループする空間に閉じ込められてしまった人々の物語🌀🌀

ケース1:非常階段 刑事と犯罪者の兄弟
9階→1階へ降りるも9階に戻されてしまう🔁

ケース2:田舎の一本道 家族4人
まっすぐに車を走らせても元の同じ道に戻ってきてしまう🚗³₃🔁


頭フル回転映画で私の頭の中もぐーるぐる🌀🤯
冒頭からエスカレーター上で干からびたように見えるお婆のウエディングドレス姿が映し出され何が起きてるんだと掴みはOK!しかしこのお婆は終盤まで登場しないので既に試されているかのよう。

ループもの作品は数あれど本作のループはかなりキツイ💦予想ができないし終わりも見えない。衝撃的な展開は驚きだった。

2つの物語は何を意味するのか?その繋がりとは?我々もループの中に入りこみ考える𓈒𓂂𓏸💭

ドーーーン💥という謎の爆発音がトリガーとなっているのかループし始めるその場所。時間がループしてるわけではなくその場所、空間だけがループし脱出できない状況は異常であり不条理。
つまり時間は進んでいるということ。

他のループものとは大きく異なり斜め上を行く展開はケース1の後ケース2を映し出し、再びケース1に戻った時に気付かされる。
なんじゃこりゃァァァ🤯事態の変化に驚愕‼️その空間の異様な風景に驚きと笑いが混在すること間違いなし。

そしていよいよ2つの物語が交わる時、私の脳みそが破裂する勢いで情報が掻き乱され混乱と共に難解な種明かしが🤯🤯🤯

凄い!スゴすぎる!地獄とはこの事か!
回り続けるハムスターは彼らのメタファー🐹

これは逃れられない運命なのか。
それとも希望ある未来へのメッセージなのか。

ループもの大好き。新たなループものを求めてる我こそはという方は是非とも本作に挑戦してみて欲しい。

このループから逃れるため思考を巡らすも結局はループしてしまうため……

そのうち きりんは 考えるのをやめた


追伸
惜しむらくはジャケットがまるでホラー映画かのように思えるが全く内容は違います。そしてこんな姿ボロボロの女性も登場しません。一旦忘れて鑑賞してみて欲しい。
きりん

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