ぶんず

函館珈琲のぶんずのレビュー・感想・評価

函館珈琲(2016年製作の映画)
3.8
優しい余韻に包まれる愛おしい作品でした。

過去の傷や後悔も未来への不安や戸惑いも…各々抱えながら今を生きる。止まることって逃げの弱さに見えるけど…実は凄く怖いし逆に一歩踏み出してる強さにも感じれるかな。知らない人と出会う場所か〜。街に出たいな。あー喫茶店にもカフェにも行きたいな。あと前から行ってみたかった函館にも!

ガイドブックのイメージとは全然違う函館の街の物語にゆるやかな時の流れを感じて、場所は違えど自分が生まれ育った港町の情景が重なり…映像なのに潮の香りを感じた気がした。海辺で親戚が営んでた喫茶店が大好きだった。子供の頃よくカウンターに座ってサイフォンで珈琲淹れるのをぼんやり眺めるのが好きで…ふと自分の珈琲が好きな理由思い出した☕️懐かしい。

その大好きだった喫茶店は震災の津波で流されて今はもう無い。でも思い出の中にずっと変わらず残ってる…。
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