じゅんP

ミス・ワイフのじゅんPのレビュー・感想・評価

ミス・ワイフ(2015年製作の映画)
3.4
腕はいいけど金のためと割り切って仕事に向き合うザ・職業弁護士のヨヌ。
不慮の交通事故で、”間もなく死ぬ”状態に陥った彼女は、天上で人の死を管理している男から、現世に戻るための”ある提案”をされる。
それはひと月の間、別の女性の人生を生きるというもので…

後の伏線になってるとはいえ、主人公の仕事のスタンスを表すために、「性犯罪を社会的地位と金の力で示談に持ち込む」クソ描写を見せられるので、最初こそげんなりしたものの、意外と誠実なつくり。

主人公が単に生活スタイルの違いだけで、自分とは異なる「結婚や家族」観に対応できないわけではなく、自分が両親との関係性の中で「子供」を消化し切れていなかったから〜ってのはリアルだし、勉強が身を助けるってのも概ね正しい。

連ドラでやるべきエピソード量を詰め込んだ弊害で、前半と後半のテイストが丸っきり変わってしまってる(特に個の力で前半を引っ張っていたソン・スンホンのコメディー演技が、中盤以降、ほぼ見られなくなる)のは残念。
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