ぶちょおファンク

KUBO/クボ 二本の弦の秘密のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★3 終盤★3.5

黒澤明さんや宮崎駿さん作品からインスピレーションを得て作られたらしい、クレイアニメ(ストップモーション・アニメ)製作会社ライカ作品。

当初は字幕版で観てましたが世界観から日本語吹替版に変更。

良い点
◯CGと見まごうばかりの人形の動きやセットや小道具等のクオリティーの高さ!
◯ドラクエのように“伝説の武具”を探し求める旅、
桃太郎のように道中で“仲間”が増える様が楽しい。
◯クボ最大の“武器”でラスボスを倒す点。
それはティム・バートン監督作『マーズ・アタック!』のようなテイストで良い。

残念な点
●紙人形のハンゾウが三味線を使わず勝手に動く理由がよく分からない。
(念でも動く(三味線を使えばより強大になる設定?)ので母か悪い叔母さんが操っていた?)
●それを言っちゃあおしめぇーよ!なのは承知してますが、
抵抗が大きい海中での弓矢は無理があるように思える…。(笑
●伝説の武具が基本誰でも使える点。
(まっ同じ血族なんで使えるんでしょうけど…)
●物語の良さで生き生きと動くキャラというより
文字通り“操り人形”の域を出てないようにも感じる物語(脚本)や演出(監督)の弱さ。

☆総評
ライカはダークファンタジーがお得意なんで
今作は古き日本を舞台に
“暗黒御伽噺”と言ったところで
なかなか面白かった!


2021年5本目