このレビューはネタバレを含みます
監督：トラヴィス・ナイト
公開：2017年
鑑賞：吹替版
賞賛の意味で「狂ってるわ」と笑ってしまった。
目を見張る究極超絶ストップモーションアニメ。
https://www.youtube.com/watch?v=zHyTYL1Z1aM
https://www.youtube.com/watch?v=plXmbLAUTRg
メイキングも「狂ってるわ」
考察と探求に根ざした豊穣なイマジネーション。
尋常でないセンスと気が遠くなるほどの手間に
矜持と熱情を掛け合わせるとここまで圧巻の映像が生まれるのね…と見惚れるばかりだった。
例えば砂漠で改造車輛軍団を爆走させるジョージ・ミラー。
例えば農場や宇宙船を造り出すクリストファー・ノーラン。
そういった実写でのリアリズムや実寸でのダイナミズムを魅せつける映画とは指向も手法もまったく異なるのに 漏れる溜め息の質がなぜか似ている気がする。
題材としてかなり難しいであろう日本を舞台に 古今東西の風景や風習や情緒を盛り込んだのも驚き。
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本職の声優さんは云うまでもないけれど
（矢島晶子さん「クレヨンしんちゃん」でない少年役の声けっこう好きなんですよね）
芸能人枠？のピエール瀧 川栄李奈 小林幸子もそれぞれいい味を出していてよかったです。
あ…瀧を同じ枠にいれるの最早失礼かしら…
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文句つけようがない絵に比べお話がやや惜しい！
キャラクターはみんな造形も設定も素敵なのに
挫折や成長や対決や解決に意外性が感じられず
謎の解き明かしも驚きがなくあっさりしている。
●●と●●の正体もクボが見抜いたのではなく
流れで知ったり敵に告げられたりとちょっとね。
私の嗜好や感性の問題なのかもしれないけれど
これはこういうものかなと割り切って見届けた
(*´Д｀*)
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さておき見応えじゅうぶんなので
少しでもご興味あればぜひ劇場で♪
