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KUBO/クボ 二本の弦の秘密のenのレビュー・感想・評価

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
4.5
母と二人で僻地に住むクボは、ある日母からの言い付けを破ってしまいクボを狙う月の帝の刺客に狙われる。母の最後の力で、命からがら助かったクボは、母からのお守りである猿の人形が実体化した猿や、侍の父であるハンゾウの部下だったというクワガタをお供に、月の帝に対抗すべく3つの伝説の武具を集める話

三味線や折り紙が象徴であるクボや、伝説の武具(刀、鎧、兜)を巡って、鎖鎌を使う敵との戦い...和と妖の表現に対する日本文化への趣が素晴らしい。それを抜きにしても、本当にストップモーションなのかと目を疑うような滑らかに映る全てに圧倒される。そしてラストが良すぎて...優しさの波に溺れてしまった。まるで逆輸入してきたドラクエのようで、普遍的な良さに溢れてて最高でした。

とは言いつつ武具の在り処や集め方に必然性が感じられないと、粗を探してるような無粋なことを思ってしまったけども、もう少しなんとかならなかったものかなと...
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