神様の悪ふざけをオモシロオカシク描いたコメディー映画
※少しネタバレも含みます、ご注意ください
神様は存在した、ベルギーの首都ブリュッセルで家族と暮していた。
しかし人間世界とは異なる世界(異空間?)に暮らしてるが、何故か家族がいて人間と同じような日常生活を送っていた・・・
そして神様は、実は性悪な単なるな親父で、パソコンを操作して趣味(退屈しのぎ?)で人間を創造し、思いつきで人間を苦しめて楽しんでいる最低の「神」でした。
そんな神の娘が、人間や家族を抑圧する父親(神)への復讐を開始する。
初めに人間に余命メールを送ります。
次に神様の Power を封じ込めた娘は、新たな聖書(新・新約聖書)を書くために人間世界へ旅立ちます。
人間世界では、彼女は6人の使徒と旅をしてそれぞれにささやかな奇跡(幸せ)を与えます。
これって、神様の本来のお仕事ではないでしょうか・・・
ここでは夢、冒険、愛、性(GSM)等々が描かれています。
一方、娘を追ってきた神(Powerを取り戻すため)のドタバタ喜劇が繰りひろげられます。
そして最後にまたまた神樣からのプレゼントがあります・・・
「神」は傲慢不遜な権力者として描かれています。
神様をここまで小ばかにして描いて良いのだろうかとも思いましたが、そうゆうことでした。
そして「余命」とは不安や恐怖として描かれています。
不安が無くなれば幸せになる、そんな意味でしょうか・・・
コメディーもしくはブラックコメディーのようですが、哲学っぽい映画でした。
また、パソコンやスマホを含むネット社会への批判もあるのでしょう。
国立映画アーカイブの「EUフィルムデーズ2018」にて鑑賞(フィルム上映)。