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湾生回家のstudioPkidsのレビュー・感想・評価

湾生回家(2015年製作の映画)
3.3

何かを決めるとき
コイン(10円玉2枚に見えたけど?)の裏表で決定するとか、
何か凄く素敵だった。

台湾の街並みとか
街が醸し出す雰囲気とかが
沖縄っぽくてね
大陸の文化というか、台湾文化の影響受けてんぢゃね?とか思いました。
それプラス、アメリカンテイストで沖縄完成だな
だからなのか、様々なモノに聖霊が宿る感覚?
迷ったらコインに聞け‼
そんなスタンスが素敵だし、そんな感じでいいんだよね?
いいな!台湾。

さすがに共有出来る想いとかは私には無いが
湾生の方々の高齢化が進み、生きた記憶が遠退く中、
今でも変わらぬ”美味しいスイカの選び方”とか
後世に残せる財産がたくさん存在しますね。

3年ほど前、私も墓を建てました。
墓石に”倶会一処"と掘りました。
同じ墓に皆一緒に入ろうという意味のつもりでしたが
湾生の方が、
倶会一処とは「この場所でみんなで一緒に会う」という意味なんだと仰っていて
もう、目からウロコでしたね!
生きてる者、旅立った者が墓という媒体を通し出会う・・・
墓ってそんな場所でなければならないんだと実感しました。

劇場のアチコチですすり泣く声が聞こえ
観終わった時の満足感が凄かった。
まだまだ上映館があると思うので是非、足を運んでいただきたい一本ですね~