Amazonビデオで視聴。かつて台湾に移住した日本人たちにこういう歴史と物語があったことをこの映画で改めて知った。侵略された側の台湾の人たちには複雑な思いがあると思うが、不思議なつながりのある国・地域だなと思う。私自身も今から30年ほど前、大学生だった時に初めての海外旅行先として台湾を訪問し、自転車で東海岸を縦断したのだが、この映画にも出てくる蘇澳、花蓮などの町を訪れた際の記憶が甦った。当時はまだ軍事政権下だったと思うが、台湾の人たちはみすぼらしい格好で自転車で旅する日本人をこの映画に出てくる人たちと同じように歓迎してくれた。太陽と雨に恵まれたあの土地がどこまでも優しく人懐っこい人たちを育てるのだろうか。またいつか台湾の田舎町をゆっくり旅してみたいと思った。
