試写会で観たときはそれほどいい印象がなかったのだけど(樹木希林に語らせすぎかなと思った)、「なりたかったものになれた?」ってフレーズが今の自分には刺さる。
是枝監督は活躍してるのに「なりたいものにはなれなかった」とインタビューで言っていて、結局「なりたいものになれた」と心底思ってる人なんて実はこの世にいないのではないかと感じた。
自分は、阿部寛が演じる主人公のようにバツイチでもないしギャンブルやらないし定職についてないということもないけど、あのかっこ悪い感じ、思い当たるなあと思っちゃうんですよね。