ハゲでデブで冴えない子供部屋おじさん・フーシ、って書くだけでなんかもう、「なんて嫌なキャラ設定なんだ」と思ってしまうけど、だからこそ！ってのがある映画。
そもそも、ハゲでデブで童貞だからって別になんかが悪いわけでもないのに、なんか「あー」って思っちゃうのは、私にもフーシの周りの人たちみたいな偏見があるからなんだってわかったし。
フーシは臆病で怖がりだから何もしない。
それはもちろんいい人だからとも言える。
でもフーシは何もしないをやめて、自分にできることを考えて探して、見返りがあるわけでもないのに必死になるわけです。
そんなフーシが、可愛くて可愛くて‼️
健気で可愛くって、もう‼️
前半あんなにあんまりな目に遭ったってのにアータって子は、フーシ‼️
フーシが自分の箱庭を出るのは本当に勇気が必要だったと思うし、理由や結末がどうであれ、それは素敵なことだと思う。
もうこの映画はいかにフーシが可愛いかって言う作品です。
この邦題はもしかして、配給会社の人がこれを見て、「フーシ、アンタって子は‼️」って思って付けたのかもしれないとさえ思うのでした。
フィリップ・シーモア・ホフマン亡き今、私に残されたのはフーシかも知れない・・・。
