アントワーヌ

ある戦争のアントワーヌのネタバレレビュー・内容・結末

ある戦争(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

結構よかった。
戦地にいる兵士と戦地から父親の帰りを待つ家族。
前半は戦場シーン中心で後半は法廷が中心の人間ドラマ。
一人の仲間を救うために、子供含め多くの民間人を殺してしまった主人公。
戦地から帰った後の奥さんの
「死んだ子より、生きてる我が子を心配して」という言葉。
ひどいと思うかもしれんが母親としてはこれが本心よな。

監督のインタビューみたけど、なるほどなって思ったわ。
世の中、何が正しいか答えを出すことが出来ない問題ばかり。
だからこそ常日頃から自分という人間を見つめ、何に価値を見出すか考えとくべきだと。
仲間を助けて民間人を殺す、仲間を見捨てる。
結果として隊長がどっちを選択しても苦しんだと思うけど、その選択は間違ってなかったと自分が思える選択をしていかにゃあな。