私が邦画をあまり見ない大きな理由が、耳（聴力）にやや問題があり、日本語字幕がないと聞き取れない箇所がいくつも出てきちゃうからなんです。
（邦画はDVD化されても日本語字幕無しのものも多いので。ヘッドホンで音量上げてもダメな箇所もあり。）
濱口竜介監督作品では『ハッピーアワー』（輸入盤BD）を見始めたものの、長尺かつこの問題で途中リタイアしてました。（英語字幕は付いてますが、やはりすんなり視聴できず）
今作は、英語字幕付き&38分と短めなので、まぁ問題なく見れました。
三月（みつき）という名の女子高生と暮らしている雄三（仕事は自宅でAVのモザイク入れ）。
この二人はどういう関係なの？と、考えちゃう導入。
17年前、17歳の時に亡くなった姉に関するドキュメンタリー映画を撮るため、インタビュー出演して欲しいと雄三に依頼する五月（さつき）。
同席している三月はじっと五月の顔を見つめている。
当時、五月の姉と接点があるわけではなかった雄三はしぶしぶ了解する。
そして、インタビュー撮影が始まる・・・
中盤〜後半にかけて、あーそういうことなのか。。と、この3人の意味が分かる秀逸な脚本力。
冒頭とラストの天界（雲の上）景色もいいですね。
