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劇場版 501のmingoのレビュー・感想・評価

劇場版 501(2016年製作の映画)
3.9
ユーロスペースにて鑑賞。
ハマジムの作品群て本当に面白い!て思わざるを得ない、またしても傑作だった。劇場版テレキャノは観た当時映画として評価できなかったが、本作も映画なのかと言われたらよくわからん!というのが正直なところ。

てか余裕こいてヴェーラで2本観た後、チケット買いにいったら整理券138番で「あぁ、なんだ100番スタートか^^」て思ったら普通に1番から呼ばれてくっそ満員でわろた。ゴズリングと共に可愛い子みつけては「あの子映画に出てるかなぁ。」なんてキモいことを言う僕らえぇ屑です。。。

それはそうと内容はゴダールっぽくもあるという意見もわかるっちゃわかるのだが、ゴダールとは全然違うし編集が何より上手く、監督自ら画面に投影するが上手い。また霜月るなという主演女優が頓挫するまでの流れと、それを活かした中盤から後半までの天丼ギャグも素晴らしい。

フェリーニの8 1/2っぽくもあり、監督本人が素人をハメながら「ほらぁ、これがドキュメント!ドキュメントしちゃえよ!」ら辺くらいから、それまでの流れとは変わり明らかに監督のキャラクターが活きてきたように思う。テレキャノみたいにゲーム性で引っ張るよりみのるという千両役者を愛でて楽しめる。それはビーバップみのるという一人物のセルフポートレイトであり、私小説でもあり、脳内思考をぶちまけたものである。この肖像はつまりは現代社会の反映でもある。だから面白い。

ラストで江ノ島の路地に出るカットが組み込まれてるのだが、往年のポルノ監督小沼勝の「NAGISA」で主人公の女の子が家まで駆け抜けるところと全く同じ道で、(意図せずにやったにせよ)ロマンポルノはいまやアートとして認識されつつあるが、AVは決してアートとして認められないがその境界線は曖昧になってきているの言わざるを得ないと感じたのも事実。それはアートだけじゃなくて、世の中の白黒ついてたことがグレーになってきているのは良いこともあり悪いこともあり、なぜかだいぶ昔に読んだマクルーハンの「グーテンベルクの銀河系」を思い出した笑

うさぎはなぜ亀に勝てないか?
この問いがわかったとき、ヒトは何かに勝てるのかもしれない。それは誰かとかじゃなくて、戦争でもなくて、自分という人生の最終目的地点にね。
僕は眠いんだと思います。

ハマジムはいっちゃいそう!ビーバップみのるの握手は想像よりはるかに優しかった…