ベルサイユ製麺

ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~のベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

3.3
タイヨウが燦々、という事で☆3.3ですよ。ホントに思ってるスコアとは微妙に違います…。
今作は日本の作品を元にしたハリウッドリメイクなのだそうです。オリジナルの事はよく知りません。ひょっとすると実話ベースだったりするかぇ…?

ハイティーンの少女ケイティ。父と二人で暮らしています。母はケイティが幼い頃に他界し、母の胸に抱かれたままでギターを弾きながら歌ってくれた時の事を今でも夢に見ます。
ケイティは先天的に色素性乾皮症という数百万人に一人の難病で、太陽の光を浴びることが出来ません。もし光を浴びると、身体が炭化して崩れ、中から夥しい数のコウモリが飛び立ち夜空に♾の字を描きながら“魔王”を輪唱し…(実話じゃ無いですよね?)ません。でも最悪死に至るような重篤な症状を引き起こすので、日中は室内で作曲などして過ごし、専ら夜外出します。病気の彼女を怖がらなかったモーガンちゃんと父だけが彼女の事を知っている。
彼女の家の前を通学路にしている同学年位の男の子チャーリー。二階の窓からずーっと彼の事を見つめている。小さい頃から。
チャーリーやモーガンたちの卒業式の日、父が彼女の為だけにおうちで卒業式をしてくれた。そして、サプライズのプレゼント。ママのギター!「なんで今までくれなかったの⁈」と言ったのは私です。
テンションが上がったケイティは夜の街に出かけ、駅前で弾き語りをします(?)。そこで、ばったり出会ってしまったのが、憧れのチャーリー!

…うおおおお!難病物ど真ん中!普段観ないジャンルですがイメージ通りです。呼吸を止めて難病あなた真剣な目をなんたら〜♪


…タッチ!ケイティとチャーリーは紆余曲折ありつつも良い仲になるのですが、自分の事を病人扱いして欲しく無いケイティは、例のコウモリの事を話しません。「ヒルナンデスを生で見るのが生き甲斐だから」とか言って夜だけのデートを重ねるのですが、この事が後に…って感じです。
映画全体はヤングアダルトぽい雰囲気を醸せています。歌が大きな役割を担う展開もティーン向け映画大成功な感有り。基本的に登場人物が慎重さを欠く事が多くて、ちょっとリアリティは薄いかもしれないですね。
チャーリー役パトリック・シュワルツェネッガーの童貞感が凄く眩い!聞けばアーノルド・シュワルツェネッガーのご子息だそうで、父を反面教師にしたのだろうか?君の父は宇宙人と殴り合ったり半溶けで親指立てたりしてるんだぜ?
一方、主役ケイティ役のベラ・ソーン。めっちゃアメリカ顔!!!!ゴリゴリの共和党支持者顔!!!もう全然難病と程遠い!この一点で、わたくし全くお話に入り込めませんでしたよ…。さらにケイティの父親が、セガールから殺傷能力を抜き取って代わりに異常性を注入したようなルックスなので足首にタグ付いてるのでは?とか気になっちゃって…。
まあ、そんなアホっぽい見方してるせいかもしれませんが、作品全体の空気感がイマイチ散漫な印象を受けました。必然性をもって流れていくお話じゃなくて、成り行きでそうなった的。なんか脇が甘い。
で、一番びっくりしたのが、結末…。オリジナルのままなのかもしれませんが、このパターンってアメリカのティーンに受け入れられるの?気になってロッテントマト(←それが基準で良いのか?)見てみたらやっぱり評価は良くない…。
実話じゃ無いですよね⁇

個人的にはじゃがポックルとじゃがビーくらい似た設定の『エヴリシング』の方を推します。内圧の高さにだいぶ差が有ると思うし、ちゃんとテーマとそれを描くためのストーリーが有るもの。
本当はオリジナルと比べるべきなのでしょうが、わたくしヒルナンデスの録画見たりで忙しいので…。

♪思い出したように、iTunes検索!
わたくしのライブラリの中に“太陽”が含まれる曲は実に22曲!やっぱり人気のワードですね!推薦曲はでんぱ組.incの“太陽系観測中生命体”。“sun”でも良ければ石野卓球の“The Raising Suns”がゴリゴリで格好良い!
因みに“太陽”がアルバムタイトルに含まれるものは3枚。ランタンパレード、リトルテンポ、ゆらゆら帝国によるものでした。トリッピー&ダウナー…。そんな奴がこんな映画観て響くわけない☻♪