Yukiko

ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~のYukikoのレビュー・感想・評価

4.0
2020年2月9日
『ミッドナイトサン ~タイヨウの歌~』2018年制作
監督、スコット・スピアー。

17歳のケイティ(ベラ・ソーン)は父(ロブ・リグル)
と二人暮らし。母は亡くなっている。
ケイティは幼くして色素性乾皮症(XP)と診断される。
太陽の光に当たることが出来ず、日中は家に閉じこもる。
卒業式のシーズン、父から卒業祝いとして亡き母のギター
をプレゼントされる。
そのギターを持って、夜、ギターの弾き語りをしようと
出掛ける。
その夜、チャーリー(パトリック・シュワルツェネッガー)
と知り合い、交際するようになる。


主役のケイティ役の女の子ベラ・ソーンさん、透き通る
ような肌の白さと、フレッシュさが印象的。
相手役のチャーリーことパトリック・シュワルツェネッガー
さんは、アーノルド・シュワルツェネッガーさんの息子さん。
この映画ではカッコイイ2枚目役ながらも、どこか悩みつつ
弱っちぃ面も垣間見せる。

父役のロブ・リグルさんが素敵♡
キュッと眉尻が上がっているのがとても良く、
ケイティを心配しつつ見守る父役をうまく演じている。
頼もしい父だ。

色素性乾皮症の病気について詳しく知る機会となった。
映画では病気による酷い場面などなく、比較的綺麗に
描いているようだ。

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(以下、Wikipediaより転記)
<色素性乾皮症>しきそせいかんぴしょう
常染色体劣性遺伝性の光線過敏性皮膚疾患である。
英語名の頭文字からXPと省略して呼ばれることもある。
xeroderma pigmentosum

紫外線 (UV) には、細胞内の遺伝子である遺伝子を損傷
する作用がある。
遺伝子に損傷を受けると、その細胞はがん細胞となる
可能性が高まる。
また、真夏の直射日光など紫外線を大量に含む光線に
晒された場合、遺伝子が損傷を受けるだけでなく、
細胞そのものが障害を受け、細胞死に至り、水疱等の
火傷のような症状を示すことがあり、これを日焼けという。

通常、紫外線の照射により遺伝子が損傷を受けても、
すべての細胞が死んだり、がん細胞となったりする訳
ではなく、大部分の細胞は遺伝子の損傷部位を修復する
機能、すなわち不定期遺伝子合成 機能を有していて、
損傷を受けた遺伝子を正常な状態へと修復することが
できる。

しかし、色素性乾皮症患者では、この遺伝子損傷部位
を修復する機能が遺伝的に低下しているため、遺伝子
レベルの損傷が固定化され、異常細胞、すなわち、
がん細胞の増殖に繋がり、皮膚がんが発生すると考え
られている。

皮膚症状: 色素性乾皮症患者が紫外線にあたると、
皮膚の露出部に異常に強い紅斑や水疱が発生し、
火傷のようになってしまう。
さらに紫外線によって損傷を受けた遺伝子が修復され
ないために皮膚がんになりやすくなる。

色素性乾皮症患者に皮膚がんが発生する確率は、健常
者の約2千倍と言われている。
また皮膚以外のがん(癌)の発症率も約20倍といわれ
ている。

3歳までに、色素性乾皮症患者の約75%に色素斑などの
皮膚症状が出現するが、大人になってから発症する
ものもいる。
発症の早いものほど重症のA群が疑われ、皮膚がんも
早く発生する。
特に合併の頻度の多い皮膚がんは基底細胞がん、
有棘細胞がん、悪性黒色腫である。
有棘細胞がんや悪性黒色腫は転移を起こしやすく、
死亡率が高い。

神経症状: 日本人に多いA群では、これらの皮膚
疾患に加え、進行性の中枢神経障害や末梢神経障害
が発症する(B、D、G群でも、神経障害の発症例が
報告されている)。
これらの神経障害については、紫外線の照射量とは
無関係であること以外は解明されていない。

神経障害を伴う群では、若年のうちに死亡する可能性
が高く、特にA群の重症例では約3分の2が20歳までに
死亡していた。
しかし、現在では運動やリハビリにより神経症状の
進行を遅らせることができ、寿命は延びている。
主な死因には、神経障害に合併した誤嚥性肺炎など
が挙げられている。

治療: 紫外線対策が必要となる。
まず直射日光を極力避けることが求められる。
特に日中の外出時は万全の紫外線対策が必要となる。
根本的な治療法は無いが、皮膚の腫瘍に対しては、
早期に適切に切除する。
神経障害に対する治療法は現在のところ発見されて
いない。
紫外線防護クリームなどを用いて皮膚を保護すること
により、皮膚がんの発生を抑えることはできる。