韓国映画【ブラインド】の中国版
リメイク作品。
韓国映画の方が見慣れているため、サスペンスの類の作品で言葉の感覚に戸惑った。
韓国映画のサスペンスものは怖いというか、重々しいものが多いのだが、この映画はサスペンス映画なんだけれどエンターテイメントっぽさがある印象。
要はつっこみどころが多い。
猟奇的な事件なのだが、何故かそんな感じがしない。
韓国版オリジナルの方が断然 重々しいが
カット割りや映像構成などは中国版リメイクの方が緊迫感やメリハリがあったように思える。
全身から滲み出るような狂気を感じた韓国版ヤン・ヨンジョさんに対し、静かな中にジワジワと狂気を感じる中国版 朱亞文さん。
違いはあれど2人とも素晴らしい怪演だった。
名演技といえば、中国版の盲導犬のワンちゃんも名演技でしたね。
本作はオリジナル版を手掛けたアン・サンフン監督が、再びメガホンをとっているが、基本的な設定、ストーリー展開は同じながらも、少しずつアレンジもされているので、見比べてみるとなかなか面白いのでは無いだろうか。
