ReoSakamoto

タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑のReoSakamotoのレビュー・感想・評価

3.2
『青春映画学園祭』にて。日本未公開のタナーホール、心待ちにしてましたよ。Trailerからなんとなく観ておきたいなーと思ってましたが、なんでも、無名に近い頃のルーニー・マーラとブリー・ラーソンの出演作。
それぞれ今や注目を浴びて大活躍してるわけなので、先見性のあるキャスティングだったんでしょうか‥‥

コメディ調の学園ものなので、先生をおちょくる女子のあるあるだったり、シュールな状況描写に観客もウケていましたが、
夜の営み問題でセラピーに通っているのであろう教員夫婦の、ムードも何も御構い無しのアウトプットが一番ツボでした。

シーンの切り替えや戻し方が唐突だった気もして、脚本ももう一捻り欲しかったかな、なんて生意気なことを思ってしまいましたが
終わり方は割と好きでした。

お互いの最低な状況に居合わせた2人って、不思議な絆が生まれるものですよね。たとえ苦手だった相手でも。
そこに被さって流れたエンディング曲も良かったです。
OP場面にも通ずるような歌詞と、包容力を感じさせる曲調で、エンディングでの共感を助長させる感じでした。

gucci's free schoolさん、上映をありがとうございました。
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