WOWOWで観た。
モンロワの監督だった…。この容赦ない感じとなんだか嫌なんだけど最後まで観てしまうし、最後にはなんだか共感めいた気持ちになってしまうのとかうまいのかな。カトリーヌドヌーブの判事とマロニー（ロッドパラド）のある種の闘いみたいなもの。これは母親（サラフォレスティエ）にもおおいに問題があるんだけど、軸を逸らさずにマロニーの問題として描くところとかちゃんとしてたなー。マロニーはちゃんと母親のダメさもわかっているようだし、基本的には賢い。兄弟か？くらいの間柄になってしまっている母親とマロニー。マロニーの突発的に暴力的になるところとか、実際怖い。ピクシーカットで見た目が良く似ている女の子を好きになったり、同じ境遇からマロニーに親身に接するヤンとの関係とか、実際すごくピュアなところはあるんだけど。終盤のヤンとのシーンとか泣ける。これはフランスならではなのか、個別の問題なのか（マロニーが白人だから、そういうシーンもあるし）わからないけど、こんなにみんなが全力で対応してくれるもんなのかなぁ…。そうだとしたらフランスすごい。フランス映画は社会で活躍している女性が本当に多く出てくるなーと思う。
