500作目レビュー!
いいのか…?500がこれで…(笑)
しかし私はあえて選ばず観た順でレビューしてきたのでこれでいいのだ!
だいたい予告で観たまんまの印象だったけど、POVと見せかけてほぼPOVじゃないのに視点はブレブレ!ガサガサ!で目がチカチカするし酔うんじゃ〜!
内容的にはアイデアは面白いし意欲的に感じたけど、ストーリーの薄さをブレブレ画面で誤魔化しているように感じたのが残念。
こちらに背を向けて棒立ちの人、メチャメチャ不気味だし、
「あの人お父さんじゃありません」もなかなか怖い。
女子トイレでのシチュエーションも怖い。
幽霊じゃない
異形のモンスターじゃない
人の形をしているのに人じゃない
っていう怖さは面白い。
静からの極端な動のモーションも含め
(やり過ぎだけどね笑)
面白みはあったけど、この程度ではあくまで「わけのわからないものを怖がるPOV風ホラー」にしかならない。
モンスター侵略パニックとしてはあまりに
"奴ら"の行動基準がわからないからだ。
人に紛れた人ならざるモノが侵略してくるのなら、多数になった時点で人の生活を真似る必要はない。さっさと囲んでやっちまえばいい。
何がしたいのか?食いたい感じでもない。
人間社会を乗っ取ってそれからどうするのか?知能が追いついていないのに?という展望が全く分からないとストーリーが浅くなってしまう。
(多分制作者もそこまで考えていない)
身近な人が何か別のものと入れ替わってしまっていると思い込んでしまう脳の病気、『カプグラ症候群』がストーリーの中に出てくる。これは面白いけど、同じ病気を題材にした映画ならブロークンの方が良かった。
私が思うに、この手のホラーはもっと小さい世界を舞台にした方がいいのだ。
家の中、集落、せめてひとつの町レベルにしておかないとこの作品のように収拾がつかなくなる。
また、POVで撮るなら
「現場にいる本人達は気付いていない、視聴者だけが気付くホラーポイント」があるとなお効果的だと思う。
終盤は明らかに絶体絶命のシーンから何度も無傷で生還する主人公達にツッコミが止まらず、敵側も脅かし方が単パターンになってきて笑えてきてしまった。
なんやねんなんで皆振動してるんや。
でもいい味出てるシーンもあったよ!
序盤下ネタばっかり言ってるうざめのおデブくんが途中から涙目になって怯えてたのは面白かった。