sally

ダンケルクのsallyのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.3
クリストファー・ノーラン監督のご期待の新作であり、初の実話を基ずいて作られた作品。
クリストファー・ノーラン監督作品と言うと世界的に評価が高いのですが、しかし、賛否両論である事も隠せない事実で、クリストファー・ノーラン監督作品って実は、尺が長く、意外に退屈なシーンが多いと私的に思っている。
なので、本作品、上映時間が1時間46分と言う普通に考えれば普通の長さの映画なんですが、クリストファー・ノーラン監督作品なら、大変に短い時間で編集したので、その辺も楽しみに見てきました。
で、驚いたのが、本作品、ビスタサイズ・・・・
70mmのフィルムで本作品を撮っていると聞いていたので、ビスタサイズにはびっくりしました。
本作品、戦争映画なのですが、単に戦争映画と言うよりも、追い込まれていく人間の悲劇と必死でその状況から逃れようとする人間ドラマと言った方がいいでしょうか・・・大変に緊張感があります。
ただ、色々な角度から、色々な人の立場からお話が作られているので、1本の線として見ていくにはちょっと難しいと言うか、映画を見終わってからも、頭の中を整理するのが難しかったかな・・・・
この辺が、クリストファー・ノーラン監督の芸術性と言うか、賛否両論となる所なのでしょうか・・・・
しかし、大変に良く出来ていて、私的にも、この「ダンケルク」の現場にいたらどうなったかと思うだけで大変に怖いを感じます。

特に戦闘機による戦闘シーンは迫力とリアル感があり、見ていて大変にエキサイトします。


PS

本作品、試写会で、新宿ピカデリーのスクリーン2と、ユナイテッドシネマとしまえんのIMAXで、見せて頂きましたが、通常上映であると、ビスタサイズで、IMAXだと、スクリーンいっぱいのシネスコープサイズでした。どのような形でこのような形で上映しているのかはわかりませんが、本作品、音もあちこちから聞こえてくるので、IMAXで見る事をお勧めします。

スクリーンいっぱいの大きさで見ると満足感が違います。
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