りょうすけ

ダンケルクのりょうすけのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.5
2017年
9/9 109シネマズ菖蒲 IMAX
9/9 丸の内ピカデリー 35mmフィルム
2020年
8/7 ユナイテッドシネマ前橋 4DX
8/13 MOVIXさいたま ドルビーシネマ
8/13 グランドシネマサンシャイン IMAXレーザーGT スコア5.0

3年ぶりに映画館で鑑賞。前回は公開初日にIMAXとフィルム版を鑑賞。

2017年の戦争映画といえば「ハクソー・リッジ」どちらも第二次世界大戦を描いた映画だが、あちらはどちらかというとストーリー重視。こちらは明らかに地獄体験。

IMAXで観た時も恐ろしさに慄いたが、4DXはさらに凄かった。船の波揺れ、スピットファイアのエンジン、潮風。全てがリアルだった。

銃弾がかすった演出も本作ではかなり恐怖感を増していた。

今回、初見の彼女と鑑賞したが、改めてこの作品の良さを認識できたので劇場で観たことがない人はぜひ観てほしい。あと合わせて「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」も鑑賞して欲しい。ダイナモ作戦を本土と戦場両方から理解できる。

(追記)
8月13日にドルビーシネマ版とIMAXレーザーGT版を鑑賞。

ドルビーシネマ版は35mm上映を思い出すような色合いだった。フィルムの画像の荒さを全て取り払って色合いだけを残したような質感。通常版とどっちが好きかはどれだけのフォーマットで「ダンケルク」を鑑賞しているかによると思う。

音質に関してはドルビーアトモスなので小さな音までしっかり聞き取れる。序盤の船が沈没するシーンで船が桟橋のほうに傾くシーンで通常版では聞き取り辛かった兵士の悲鳴が聞こえたのは驚きだった。

シネスコのスクリーンなのにちっさいシネスコが真ん中に映る4DXの時と同じ仕様だったのは残念。通常版とドルビーシネマ版、画角変わるシーンあった?

そして本題のIMAXレーザーGT版。もう完璧と言うしかない映画体験だった。序盤ビラが舞い散るシーンからフルサイズでスクリーンに映し出される。

5回観て初めて最初の銃撃の前にトミーが用を足そうとしていたことにも気づいた。(画角のおかげ)

画角のおかげで気づけた点は多く、「そんなところに人いたの?」とかあまりにも映像が別物すぎて「こんなシーンあったっけ?」って思うことも多々あった。

音に関しては少々、低音がうるさい気もしたが、爆撃音やスピットファイアのエンジン音は低音が良い働きをしていたのでOK。

他のバージョンでは4.5をつけたが、このバージョンは文句なしの5.0。ノーラン的にはIMAX70mmが理想の形態なんだろうけど、もう僕的にはこれ以上に望むものがあるとは思えない。3年の時を経てGT版を拝めたことに感謝。機会があればもう一度鑑賞したい。
りょうすけ

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